Q&A 暴行罪と傷害罪の違いは何ですか?

暴行罪と傷害罪の違いは何ですか?
おおむね、ケガの有無にあります。
暴行罪(刑法208条)はケガをさせなかった場合、傷害罪(刑法204条)はケガをさせた場合です。つまり、両者の違いは被害者がケガをしたかどうかにあります。
もう少し厳密にいえば、人の生理機能に障害を与えるか、人の健康状態を不良に変更することが傷害であると解釈されています。そのため、物理的な力を加えられて傷ができたという場合に限らず、陰毛の毛根から毛を抜き取ったり、中毒症状・めまい・嘔吐を引き起こさせたりすることも傷害にあたります。また、病気を感染させることも、故意でおこなえば傷害罪となることがあります(性病を感染させるケースなど)。
被害者に対してケガをさせるつもりはなく暴行をしたところ、結果的にケガを負わせてしまったという場合も傷害罪となります。傷害罪の成立にケガを負わせるという故意までは必要ないのです。
以上より、傷害罪と暴行罪の違いは、被害者が生理的機能の障害を負ったり、健康状態を不良に変更させられたりしたのかという点にあるのです。
暴行罪について詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

暴行罪はどんな場合に成立?訴えられたらどう反論すればいい?暴行罪について徹底解説します!