予備試験・司法試験に合格するために最も重要なこと

1 合格するために最も重要なのは〇〇

予備試験・司法試験に合格するために最も重要なことは何でしょうか。この問いに正解はありませんが、私は「最後まで受けきること」だと考えています。予備試験や司法試験は資格試験の中でも最難関に位置づけられる試験です。合格率が低いのはもちろんのこと、暗記・理解しなければならない事柄がとても多いことや、そもそも理解が難しい事柄も少なくありません。このような難関試験では、勝手に他の受験生が脱落していきます。そのため、試験に合格するためには、他の受験生が次々と脱落していく中で自分が脱落しないことこそが重要だと思うのです。

ここでいう「最後まで受けきる」というのは、何もせずに試験日を迎えてとりあえず試験を最後まで受けるといったものではありません。そうではなく、次の2つを意味しています。

  1. 試験日当日まで試験対策をやりきる
  2. 試験日当日に自分の能力を出しきる

以下では①②について少し深堀りしていきますね。

2 試験日当日まで

「最後まで受けきる」ことの第一の意味は、試験日当日まで試験対策をやりきることにあります。自分の可処分時間を目いっぱい使って試験勉強に打ち込んでください。予備試験や司法試験の受験生の中でも、これができる受験生はそれほど多くはありません。そのため、試験日当日までやり抜ければ、受験生全体でみれば相対的に上位に立てます。

ただし、闇雲に努力をしていても報われるとは限りません。アームレスリングの選手が脚ばかり鍛えていても意味がないように、目的に応じた努力をしなければ意味がありません。戦略を立てて試験勉強に取り組むのが望ましいです。以下では、私自身の司法試験の受験に関する戦略の記事を貼っておきますので興味のある方は覗いてみてください。

偏差値40でも司法試験に合格できた7つの受験戦略

試験対策については自分の弱点を中心に行ってください。つまり、アウトプットの勉強を行い、自分の弱点を把握した上で、インプットで弱点潰しをしていってください。実務家になってからは長所(得意分野)を伸ばした方が良い結果に繋がりやすいのですが、試験では短所(苦手科目・苦手分野)を伸ばしていったほうが得点効率が良いのです。

3 試験日当日

「最後まで受けきる」ことの第二の意味は、試験日当日に自分の能力を出しきることにあります。まずは、試験を最後まで受けきることが重要です。受験を棄権してしまってはそれまでの努力が報われません。次に、試験日当日に自分のピークを合わせることが重要です。そのためにできることは何でもしてください。たとえば、以下のようなことを意識してほしいところです。

  • 朝からの受験に対応できるように2週間前あたりから朝型生活に身体を慣らす
  • 眠くならないように食事の種類・量に気を付ける
  • 風邪をひかないように手洗い・うがいを徹底する
  • ストレスをためないように美味しい物を食べたり運動をするなどストレス発散に繋がる行動をする
  • 答案作成で疲れた手を休めるために湿布を用意したりマッサージを受ける

さらに、試験中に自分の能力を出しきることが重要です。普段の試験対策で過去問を解いているときのように本試験を受けましょう。自分がこれまで培ってきた知識をフル活用して問題文と向き合ってください。

kubota
ここまで出来ればあなたは合格目前です。あなたがやってきたことが間違っていなければ、合格という素晴らしい結果を得ることができるでしょう。是非、「最後まで受けきること」を心掛けてくださいね。

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